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川棚の住宅調査

2016年06月21日 火曜日
下関市(旧豊浦町)川棚の木造住宅の調査を行いました。
瓦葺きの伝統的和風住宅。建築時期が特定できてないですが、
おそらく昭和初期の建築のようです。
 
 
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瓦は葺きかえてあるようで、きれいな状態でした。
屋根は凹凸の多い平面プランによって複雑におさめられていますが、
その屋根形状が建物全体のボリュームを抑えて見せています。
 
 
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室内は端正な 田の字型プラン。
1.8M以下に抑えられた鴨居の高さが空間をバランスよく見えます。
 
 
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畳を上げて、床下を調査します。
 
床下の様子。
 
建築当初から一度手入れされているようでした。
コンクリートの基礎や土間コンはおそらく改修工事で施工されたものです。
土台などの不朽やシロアリの被害も見られませんでした。
土台下端の黒い跡は防蟻材の塗布されたものとみえます。
 
土台には込み栓の施工跡があります。防虫剤注入跡だと想定されます。
 
天井裏の状況。立派な太鼓梁が3段に架けられた小屋組。
 
含水率の計測。
 
一部雨漏りがありましたが、全体的には健全な材料で、しっかりと乾燥しています。
木材は全体的にいい状態でこのまましっかりと使用できます。
 
 
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軒桁・垂木などを外部に現しとしていますが、その材には塗装が施されていて、きれいな状態でした。
 
まさに古民家といった住宅で、造りや材料は歴史を感じますが、
経てきた時間に対して各部材は劣化が少なくいい状態でした。
主だった構造材に補修の必要はないようです。
建築当初のまま放置状態であれば、もっと劣化していたと思われます。
やはり木造住宅を長持ちさせるにはメンテナンスが重要だと再認識しました。
 
耐震診断も行いましたが、建物の大きさ・瓦屋根の重さに対して根本的に構造要素が少ないため、
必要耐震要素の1割も満たない状態でした。
今大きな地震が起きると倒れます。
今後の改修で住みやすいプランに改修するとともに、耐震性も10倍以上向上させて、
地震が起きても倒れない住宅に改善していく計画です。
 
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